我ら結社・創造

空前絶後の法大非公認サークル、結社・創造です。

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(日替わり結社ブログ第一回)

 

大学に入るまで、地元を捨てるまで、生きた心地がしなかった。

 

小さい頃から、その場で求められる人物像を演じる事が得意だった。母が困っていたら手伝いをし、姉が犬の散歩をめんどくさがっていたら私が行き、先生の質問に誰も手を挙げなかったら私が答えていた。先生からも「扱いやすい素直な子」と思われていたのだと思う。中学の評定は4.8/5.0だった。
私は小3~高3の間、ずっとバスケットボールを続けた。履歴書や自己紹介カードでは「忍耐力があります!」と富士山もビックリなくらい堂々と書いているが、本当は辞める勇気が無かっただけで、ぼんやりと続けていたために特筆するような技術も持ち合わせていない。田舎では小中高の間ずっと学校が同じ、という人が毛穴より多い。親の反対を押し切って県で唯一芸術科のある高校に行けば良かった。そのため、「部活はバスケだよね!」という先輩の声に逆らえずに中高と続けてしまった。負けたら責任の押し付け合いが始まり勝ったら自分の手柄にしようとする団体競技夏みかんサワーより吐き気がするし、タイマンで他人をボコボコに負かすのが好きな私には個人種目の方が向いていると思う。

 

自分が20歳を超えて、世間では大人にカテゴライズ(カタカナ語使う私意識高くないですか?)されるようになって「大人は意外といいかげん」であることに気がついた。学生の頃は先生や親の言葉が絶対のように感じられたが、バオバブの木よりも図太くなってしまった私の精神では、大人(笑)からのありがた~~~~いお言葉(笑)に対して「は?」で返すことから始まる。
高1の時に~課題の提出が出来ずに居残りになっちゃって部活行けなくてぇ~、顧問からなんか言われたんですよ~うわ自分の話し言葉を文字に書き起こすの気持ち悪。

 

「バスケで食っていけないのがわかってるからこの高校選んだんだろ?勉強も大事だぞ」

 

偏差値58の自称進学校で言われました。本当に勉強が大事だったら部活が強制になっているこの高校はおかしくないですか…?

 

「部活で鍛えられた精神力で受験勉強を乗り越えられる」

 

草。気持ち悪いですね♡ 以上
てか今Zoomでモンハンやってる人たちからモンスターの叫び声漏れててちょっと怖いんですけど。


大学に入って、地元を捨てて、ようやく好き勝手に呼吸ができるようになりました。肺がとても喜んでいます。かわいいものを身につけてもいいし、カッコイイものも手に入れていい、やりたいゲームは身近にあるし、食べたいものもたくさんある。ドリンクバーで飲み物混ぜまくって茶色くなったような自分の「色」が、ファンタメロンくらいハッキリした「色」になったと思います。

 

やりたいことは全部やる、迷ったらとりあえずやってみる

 

を掲げて私は北朝鮮から発射されたので、「楽しいことを全部やる」がルールの結社に入って良かったです。

 

 

作、いいだばし