我ら結社・創造

空前絶後の法大非公認サークル、結社・創造です。

その笑顔から目を逸らす。

(結社・日替わりブログ第七回)

 

金曜日。僕にとってなんだかんだと忙しい水曜木曜を乗り切って、次の日。その日は寝不足で朝から猛烈に体調を崩していた。二時間目のオンラインの英語の授業でせんせいに顔色の悪さを弄られた後、昼飯を食う間もなくベッドに倒れこみ、そのまま寝て何時だかに一瞬起きて体調のクソさを再確認して寝てもう一回起きたらもうお外が真っ暗で、みたいな、そんな日。軽く食事をとって筋トレして風呂に入って出てみたいな一連の流れをこなしてちょうど一休みしていた時に、僕の携帯にふいに電話がかかってきた。地元にいたころ、片思いをしていた女の子から。

 

僕はその子のことが好きだった。滅茶苦茶。マジで。確か、親しくなったのは小6のころだった気がする。出席番号が並びだったから、何回か隣の席になったのを覚えている。当時僕は某カゲプロが好きで、その子もソレにハマってた、っていう経緯で仲良くなった、そんな感じだったと思う。当時それほどジメジメしていなかった僕は、仲のいい友達にわりかし積極的に某カゲプロを布教したりしていた。その子も同じようなことをしていた。で、この二つのグループが合体して仲良しグループが出来上がった、そんなかんじだったと思う。僕はその中で男子と大騒ぎしているほうが楽しい小学生男子をやっていた。その子とも前半はちょくちょく遊んでいた記憶がある。後半になると、僕が生徒会長になって放課後遊びに出れない日ができたり、その子が中学受験の勉強を始めたりで多少疎遠になったけれど、それでもクラスが同じだったから交流自体は続いた。多分、この頃から僕はその子のことが好きだったんだろうな、と今は考えている。何もわかっていない小学生なりに。たぶん。そんな感情を持ったまま、結局その子は中学受験に成功して、一度そこで疎遠になった。卒業式に二人で写真を撮ろうといわれて、その子の母親にツーショットを取ってもらったのが、たぶんその子との小学生時代最後の思い出だったはず。

 

中学生時代も、中学受験をしたその子だけがいないグループで引き続き遊んでいた。某カゲプロ限りでオタクを卒業・回避したやつもいれば、どんどん深みにはまっていく僕みたいなのもいたが、おおむね皆仲が良かったと思う。皆部活とかも全然違ったのに。今考えればちょっと不思議だけど、そんな感じだった。一部の運動部のキラキラした人間たちが恋愛を始めているのを見て、僕は漠然とその子のことを好きだなぁと考えていたと思う。誰一人にも言わなかったけど、たぶんこの時にははっきり自覚していた。ばれてたのかどうかとかは知らん。そんな感じで何となく二年間を過ごして、三年目。未来も何も見えなくて、進路だのなんだのが全然わからなかった僕は、結局自分の適性学力より少し上くらいの私立高校を志望した。結論から言うと僕の片思いの相手であるその子はその高校の中等部に通っていたのだが、僕はそれを知らなかった。その子に片思いをしていた僕は、その子がどの中学に行ったのか、ついぞ聞くことができなかったからである。わたしはその子が自分の志望校にいることを、友達の指摘で初めて知った。散々からかわれたのを覚えている。恥ずかしかった。図星だから。

 

 結局、僕は何事もなく高校に合格した。高校に受かってから入学するまでの間に、僕はその子に同じ学校に行くことになったという旨を伝えていたため、久方ぶりの再開は始業式になった。その子は式終わりにLINEで僕がどの教室にいるのかを聞いて、それからその子の友達と一緒に遊びに来た。久方ぶりに会うその子の身長を、僕の身長は優に超えていた。昔見上げていた人間を、いつの間にか見下ろしていた。腕を伸ばして手首を直角に曲げ、身長のびたなぁ、と呟いたその子のことを記憶している。それから暫くは、たまに遊んだり学食で一緒に食事をとったりしていたと思う。その子はオタクを卒業していて、僕は深みにはまっていたけど。そんな僕にその子は、背は伸びても変わらんなぁ、と笑いかけてきた。多分、自分の片思いを自覚したうえでその子と一番楽しく過ごせていたのはこの頃だったんじゃないかな、と思う。

 

転機は高2の梅雨ごろというか、6月頃だったと思う。昼休みに廊下でばったり会ったその子の友達————始業式にその子と一緒に僕の教室に遊びに来た女の子の口から、僕が片思いをしていたその子に彼氏ができた、という話を聞いた。彼女が僕の恋心を知っていたのかはわからない。わからないことだらけだった。僕はその言葉に対して、ふーん、と一言だけ返して、話を切り上げてその場を去った。そのまま午後の授業に身が入らないまま過ごして、帰り道で泣いたのをはっきりと覚えている。泣きっ面で電車に乗る勇気が出なくて、電車の高架沿いに沿って何駅か歩いたのをはっきりと覚えている。僕は、その日からその子のことを避け始めた。僕は、その日から高校を卒業して浪人して大学に入るまで、高校時代まで気になる人間が存在しなかったかのように振舞った。ダッサ。僕は僕を軽蔑しながら、ついにそういう態度を変えなかった。

 

 名前で僕を呼ぶのをやめてほしかった。ほかの人間のことは名字で呼ぶくせに、なんで僕を名前で呼ぶのか理解できなかった。笑いながらまた遊ぼうと声をかけるのをやめてほしかった。僕には女心はあまりわからないけれど。多分、その子自身は僕の感情に気づいていなかったからそういうことが言えたんだと思うけど、それでも僕の心は痛かった。僕は彼女と話したいと思っていたし、また遊びたいとも思っていたけど、同時に二度と僕に向けた笑顔を見たくないとも思っていた。心が痛かった。僕は次第に同じクラスにできた仲のいい友達を優先するようになり、三年生になるころには廊下でばったり、以外の理由でその子の顔を見ることはなくなった。それでもまだ、僕は高校を卒業するまでその子に対する恋心を捨てられていなかった。その子のことを明確に忘れようと思った卒業式のその日まで。

 

 「○○(私の下の名前)! 久しぶり! 今日ばったり△△(私の小中の悪友の苗字)と会ってんけどさ、今度小学生の時のメンバーで食事行かんって話になってんけど、○○も来ん?」

 

 金曜日、かかってきた電話はこういう内容だった。多分一言一句間違ってない。浪人中に治したつもりであった傷は、この時を以て再び開かれた。なんのことはない、僕が断ち切ったと思っていたものを、ずっと引き摺っていたことに気が付いただけの話だ。叫びそうになった。泣きそうになった。吐きそうになったし、一周回って笑いそうにもなった。でも結局、どれも僕の行動として伴わなかった。僕は努めて平静を装い、そして言葉を嘔吐した。

 

「ごめん、俺今東京にいるんよ。流石に行けんからそっちだけで楽しんでくれ」

 

7年の片思いの相手は、残念そうにしてから電話を切った。携帯から音が聞こえなくなってしばらくしてから、僕は初めて涙を流すことができた。一通り涙を流した後、涙をぬぐった手でスマートフォンの画面を叩き、トーク履歴を消して、それからその子をブロックした。もう二度と思い出したくない、そう思い込むために。

 

 

作、焼跡紡錘茸

業務連絡と謝罪、ついでにハグ

 

こんにちは。

 

六月になりまして、体感温度がどんどん上昇して、エアコンをつけっぱなしの代表です。

 

私は九州産なので暑さに強い品種と思われがちなのですが、そんな事これっぽっちもないです。暑いの苦手です。とても夏バテしやすいです。毎年五月になると夏バテしはじめ、基本十月ぐらいまでバテつづけます。

私は結社のメンツでは珍しく?朝型なのですが、夏度が高まってきている影響か最近とても早起きです。毎朝三時とか四時ぐらいに起きてます。どうでもいいですね。

 

 

まあそれは置いておいて、タイトルにあるように部員に向けて業務連絡と謝罪です。

 

部員の方はおそらくご存知?でしょうが、代表こと私、五月から体調を崩しており、勝手ながらサークル内での活動を最低限の業務以外ほぼストップしています。(代表ってだれ?って思われてる新入部員の方も多いかもしれませんが、あの突然結社のラインから消えた奴です。アイコンがインドの知らないおじさんの)

特に、私のこと「顔も見たことねえわい、誰やお前」状態の新入部員の子たちには、まことに申し訳ねえの気持ちです。四月に入部したら五月に代表が黙って消えてってサークル多分あんまないよな。ごめんな。

 

お外の方に向けて一応言っておくと、幸いなことに今年も結社・創造はよきチルドレンを得ることができました。ええ。皆さんのおかげです。コップンカー。

本当はZoomとか美術鑑賞とか各種さんぽとかで交流を深めたかったのですが、ここでまさかの代表離脱。これからちょっと早めの学祭準備や夏遊びの計画など色々進めていきたかっただけに、個人的にはかなり落ち込んでいます。

まあ、私のせいなんですけど。

 

 

ツイッターはやってないしラインからも離れていて部員の子たちへの連絡手段が特にないので、結社ブログの運営という職権を濫用しましてここで完全に身内への業務連絡をいたします。

 

当初私が予想していたよりも体調が悪化してしまったため、私はもう少しお休みをいただきたいのですが、結社は陰気なチルドレンの受け皿なのでみんなで無理せず楽しく活動しといてください。

結社のイベントは立てるも自由、参加も自由なので「知らん人おるのこわいなあ」という新入部員の子がいたらまあ仕方ないんですけど、興味があればイベントだけでなくZoomなんかもぜひのぞいてみてください(今もおそらくやってくれてると思うんだけど)。たぶん我々はどこかしら同族なので、意外と大丈夫だったりするかもよ。

 

ルールはただ一つ、人の趣味や個性を理由もなく貶めたらだめです。

人はそれぞれ好みも耐性もちがいますからね。結社はオタク気質な子が多いですが、興味のベクトルはみんな違います。あと自分の意見を強く持っている子も多いです。地雷を探知したら突っ込んでいくんじゃなくてそっと迂回してください。

どんな個性もそれが犯罪やカルトや反社でない限り尊重してこその結社です。これは結社の鉄の掟なので、守らない子は元代表から制裁を受けてください。

 

 

あと夏の増刊号企画してくれた「ジョウシキ」、作品を寄せてくれた部員のみなさん、お疲れさまでした。どうやらあと少し作業が残っているようですが、ジョウシキが頑張ってくれているので、増刊号があがってきたらみんなでこそこそと楽しみましょう。

学祭はまだ先ですがそのうち作品の募集を始めるので、今回は出せなかったというひともぜひ作ってみてね。

 

そして結社・日替わりブログなんですが、これもまことにごめんなさい。

前回担当の「糸鹿」からの指名が「関西産じめじめキノコ」だったことを本人に連絡するのを忘れていたので、キノコは文章ができたら次の指名と一緒に私に送ってください。前回担当の糸鹿はありがとうございました。キノコは連絡遅くなりましたがよろしくお願いします。

ブログでキノコのことをどう呼べばいいのかわからなかったのですが、酔っぱらって私と霊園を二周さんぽした君ですよ。きっと自分のことだと気づいて文章上げてくれると信じています。

 

 

今年の四月から飛び込んでくれた子たちありがとう。今年になっても残ってくれてる子たちありがとう。本当に感謝しています。先輩方には忙しいのに伝書鳩など色々お任せしてしまってすみません。ビッグラブ。

私が知っている部員たちはしっかりした子たちが多いので、まあ私が留守にしてても何も問題ねえだろとは思うんですが、一応代表なものですから全く音沙汰ねえのもまずいかなあと思い書いてます。いまでもグルで十分喋れてるよって子たちは楽しい先輩部員たちとお喋りできると思うので、相談とか話とかしてみたいけどなかなかグルでは話の波に乗れねえって子がいたらこそっと私に連絡するのもありですよ。私、グルに居ないし返信は遅いけど。

もし連絡とりたい子がいたら、グループの招待中のところにインドのおじさんアイコンがいると思うのでそこから追加しといてください。手間かけてすまんね。

 

 

ついでに。 

私の辞書には、「人間大好き、人間みな愛すべし、人ラブ」というのが1ページ目に載っています。(かつての結社では少数派だったのですが、今はどうなんでしょう)よって、いま思うように人と交流できない状態によりフラストレーションが溜まっています。そして抱擁癖とでも呼ぶべき悪癖が、近所の小学生に無差別抱擁を仕掛けてしまいそうになるくらいには再燃しています。字面も何か危ないし、実際にやったら犯罪ですね。

もし、そのうち大学で集まれるようになったときに抱擁かましてくる結社の三年生がいたらそれがおそらく私です。私のことを知らない人は、「ああコイツが代表なんか」と思ってください。さすがに初対面でかます無礼はしないと思います。自己紹介した後、嫌だなと思った部員は安全のために私から2メートルぐらい離れときましょう。

 

 

それではみなさんも夏バテには気を付けてくださいね。しばらくしたらまたお会いしましょう。

結社代表、鮭児でした。

 

 

トマトを食べた日の感想

(結社・日替わりブログ第六回)

 

暖かい日だった。

 

地面にカマキリが落ちていた。

近くに座り込んで観察しても、うんともすんとも動かなかった。

死んでいるようだった。

 

シロツメクサがたくさん咲いている、濃い緑の草むらのかげに落ちていた。

カマキリの黄緑色のからだと、くしゃっとなった薄い羽と、ぐしゃりとつぶれた腹。

誰かに踏まれたのかもしれなかった。

カマキリの腹からはなぜかトマトが出ていた。

 

トマトの分厚い果皮のした、黄色のような緑のような種を包んだ赤いゼリー状の部分がちょうどくし切り一つ分ほど、瑞々しく光を反射していた。

そして、ぱっくりとしたカマキリの大きな腹からでろんと出ていた。

 

木の棒でつついてもカマキリは動かない。

やっぱり死んでいるようだ。

赤いゼリーに包まれた種子たちがぶるるんと少し揺れた。

 

カマキリのお腹の柔らかな膨らみのなかにはトマトが入っていたんだ!

 

新しい発見に興奮したわたしはひたすらカマキリの死骸を観察した。

もちろん、カマキリが死んだところに誰かが偶然トマトのゼリーの部分だけを落とした可能性もある。

しかし見れば見るほど、真っ赤なブルブルはカマキリの腹から出ているのだ。

 

どうにか持って帰れないだろうか。

お父さんとお母さんにこの発見と感動を伝えたかった。

しかし、いい方法はないか探していたその時、先生が遠くからわたしを呼ぶ声がした。

 

日は既に真上ほどまで高くなっていた。

外遊びの時間は終わり、お昼ごはんだと呼ぶ先生の声に従ったわたしはカマキリとトマトを庭に置いて保育園の中に帰ってしまった。

 

夕方の外遊びの時間、わたしはもう一度カマキリの元へ向かった。

腹からトマトを流したカマキリをもう一度見たいと、誰よりも早くシロツメクサの原に着いた。

しかし、どこを探してもカマキリとトマトは見つからない。

誰かが持ち帰ってしまったのかもしれないととても悲しくなった。

帰り道、わたしは迎えに来てくれたお父さんに、カマキリの腹にはトマトが入っているのだということをこっそり教えてあげた。

 

 

 

これはわたしがトマトを食べるたびに過ぎる思い出だ。

カマキリの腹にトマトがつまっていることを知って15年ほどが経ち、トマトを食べる機会なんて星の数ほどあった。これからももちろんあるだろう。

その度にわたしは、「あ、カマキリの腹から出てたやつだ」と頭の隅の方で思いながらトマトを食べる。

 

カマキリの死骸とその腹から出たトマトを思い出したところで、トマトのおいしさは揺るがない。今までのトマトも今日のトマトもおいしかったし。

明日のトマトもおいしいといいなあと思う。

 

作、糸鹿さんか

結社・豆知識パート1

(結社・日替わりブログ第五回)

 

 

こんにちは!バフォメッ党のねこです。

 

実は前代表を務めていました(^^)

 

今回は、ここだけのお話を2つ載っけようと思います!

 

  • とけつちゃん

結社・創造のオリジナルキャラクターですね!最近ではスタンプになりましたが、実はこの子は私が作りました。いつ作ったのかって??そうですね中2です。中学2年生の時にクラスに馴染めず病みすぎてヤケクソで作ったのがとけつちゃんです。

そして元ネタはこちら(下の写真を参照)

 

今のスタンプは全部現代表が作っているためテイストが違う………

そのため、スタンプを購入しても私の元には1円も入ってきません😇

 

ちなみに、私はとけつちゃんを元に中学校で絵本を作りました。家庭科の授業の一環だったんですね。

それがこちら「おはようのうた」です。(下の写真を参照)

 

 

主人公はとけおくんといいます。(さすがに吐血はさせられなかった……)

とけおくんが、おはようと挨拶することの大切さを知り、いろんな人に挨拶をすることで明るい1日が始まるというお話になっています。

 

しかしなぜ「おはようのうた」なのか?

それは私の音楽のテストの珍回答から生まれたものです。

音楽のテストに、ベートーベンと同じ時代の人の名前と、その代表作を述べよっていう問題があって、主は全く分からなかったので

名前)吉田 代表作)おはようのうた

って書きました。怒られました(確か37点だったと思う)

 

そのため、おはようのうたの作者は吉田という設定になっています。

ちなみに歴史のテストでは私が片思いしてた同級生も全く同じ欄に吉田って書いたらしくて????ってなってました。

最後のページに出てくるキャラも………?

 

  • ベッドの下

ここではちゃんとアングラサークルらしいお話をしようと思います。みんなアングラサークルなの忘れてない????

ベッドの下といえば、ロマンを感じるスペースですね。そう、エロ本置き場です!

私のベッドには2つ引き出しがあります。1つは替えのシーツなど寝具をしまうスペースになっていますがもう片方は……???

 

 

こんな感じになっております!(下の写真を参照)

主にBL本が入っていますが、物によってアングラ漫画が混ざっていたりします。

私の大好きな作品ライチ☆光クラブも普段ここにしまっています。

その関係で他の古屋兎丸先生の作品も置いてあったりします(インノサンとかは本当におすすめ)

BLは有名なのも多いですが、基本的に幸薄えっちなお姉さん(♂)が多いです。

「赤のテアトル」はえっちなお姉さんオブザイヤーだと思っています。

一番おすすめのBLは「インモラルセックス」なんですけどなくしました。(18禁)

 

ちょっと隙間がなくなってきたので本当は片付けないといけない………

でも欲しい漫画の方が多いですね。

増やしたい本としては丸尾末広先生、山本タカト先生、坂本眞一先生あたりですかね。

 

あと三原ミツカズ先生も欲しい。

 

ちなみにJKがDMMブックスでトラウマ類語辞典買ってて喉から手が出ています。

私はエヴァを買いました。

 

 

 

作:ばふぉめっとちゃん(闇落ち部部員募集中)

 

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とけつちゃん

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おはようのうた

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ベッドの下

 

人間!人間!

(結社・日替わりブログ第四回)


人間について
薄皮で覆われた肉塊が、べろりと布で丁寧にまかれている。布の色は自然物から生気を抜いたような感じが主流らしい。例外は黒で、それだけは色がハッキリしていて分かりやすい。

黒といえば、大抵の人間の頭部の死んだタンパク質はその色だ。それをアルカリで脱色して異なる色を付けるのが一般的にも浸透した方法のようだった。頭部に蓄積したタンパク質の死骸は、ときに高度に技術的な方法で加工され、またその程度によって評価される場合がある。

このように人間は生きたタンパク質と死んだタンパク質、ほかには水分と脂質によって形作られている。割合としては水分がもっとも多いのだが、人間のタンパク質に対する執着はその食性を先鋭化させることさえもあるので侮れない。

また人間の肉のうち、質量はそれほどでもないにも関わらず、もっとも相互評価の対象となるのは頭部正面の造作のようだった。パーツのラインナップは共通で、その配置や色、形の美しさ等を競うらしい。

そのための様々な技術と言ったらまったく理解不能の域であり、眼球に色付きのプラスチックを乗せて角膜の面積を大きく見せようなどということが普通に行われている。とくに雌雄の別によっては、連日表皮に種々の脂をうすく塗りつけ、また色付きの粉を加えて外出することが当然だ。

そこまで元の容貌に手を加えておいて、その実求められているのは自然さであるというから笑止千万。しかも、こうした外見に関する社会規範は顔面のみならず、身につけるもの全てに対して効力を発する。

例えば足に着ける靴は、その身分によって望ましい踵の高さが規定されている。ひどいことに、靴の形が肉体にとって適切であることより、社会規範の方が優先されることも多々ある。

このようにして人間というものは、誠に不可解極まりない。きっと全員頭がおかしいのだろう。

しかし一歩外に出ればどいつもこいつも人間!人間!
人間でなければ、人間ではない。当然のことだ。

私も頭部をアルカリに浸けて色を変え、あまつさえ熱を加えて偽りの自然なウエーブを作り上げている。そのために既に死滅した細胞を金属板で挟みあげてはガチガチ鳴らし、油脂や糊を付けて形を固定するのだ。

眼球にもプラスチックを乗っけて角膜を拡大させて見せているし、いろいろな油脂と粉末を顔面に塗って外に出る。場合によっては足部から血を流しつつ、社会規範に沿った靴を履く。

揃いも揃って気狂いどもが。正気の沙汰ではない。

こんなにも必死に人間のフリをしているのに、生まれたときから人間なのは一体どういうことだろう。思う通りの自然な振る舞いは不自然であるという。当然のごとく足で歩いているのに、「なぜ逆立ちしていないのか」と謗られている気分だ。仕方がないのでずっと手を地面に着けて歩いている。

世界と私のどちらが狂っているのか知らないが、早く正気に戻ってはくれないか。
そう願えたらどれほどよかったことだろう。
ところがタチの悪いことに、私の頭はまともだし、世界は意識を持たない。寝て起きてもドアを開けたら人間!人間! 醒めない悪夢は現実である。

この世界には人間しかいないのか。人間としてこれからもやっていかなくてはならないのか。
まったく難儀なことだ。
人間なんだろう? お前も大変だな。


作、ジョウシキ

日本脳炎の時に見た夢

(日替わり結社ブログ第三回)

 

 

夢か現か、空から高質量の何かが降っている、当たったら痛そうだし傘をさすことにした、そう考えたが傘が無い、仕様が無いので腹部を刺すことにした。当然と言えば当然だが中から臓物が出てくる、此方もまた当然と言えば当然だが紫色の液体も出てくる。血が出た血が出たと小躍りしながらつい先程まで居た軒先から公道へ飛び出すと、予想通り車に撥ねられる、はずだったがそれ以上の速度で高質量の何かが脳天に直撃する。痛い、有り得ない程に痛い、そこへ間髪を入れず公道をそれなりの速度で走っていた80式戦車が突っ込んで来る。これが本当の泣きっ面に8だ、と言ったことを呑気に考えながら戦車に轢かれてみると思った程痛くない、何なら先程の高質量の何か脳天直撃事件の方が痛かったくらいだ。背骨が折れたような気がするのでくっつけていると戦車の運転手が慌てて降りてくる。なんとこの運転手は無免許の酒気帯び運転だったようだ。酒気帯び運転のくせに轢き逃げしない判断力はあるのかと感心していると、此方を素通りしていく、どうやら彼奴の関心は空から降ってきている何かに向いているようだ。それもそのはず、その何かは地面に当たると消えてしまうので正体がわからなかったのだが、私の頭という緩衝材を挟んだ事により1つそこに消えず残っている。実際私も気になる、運転手の気持ちもよく分かる、けど先ずは私を介抱するべきじゃないかと頭を抱える。とは言え何だかんだで無事であった私は頭を小脇に抱えながら何かを見に行くとそこでは運転手が何かの塊を飲み込んでいる衝撃的な光景が繰り広げられている。恐る恐る聞いてみるとそれはワンカップ大関だと言う、其れを聞いて小汚い人々が口を開け上を向いていた理由に合点がいった。これで様々な疑問が解決したから本来の目的を果たすことにしよう。そもそも私は高熱で病院へ向かう途中だったのだ空から降り注ぐワンカップ大関も公道を走り回る戦車も私の左脇に抱えられている私の頭部も高熱による幻覚に違いないだろう、そうだ、そうに違いない、そう考えながら目の前を走る野良漠を捕まえて病院へと向かった。病院へ着くとそこは頭部を怪我した人間で溢れかえっていた。十中八九ワンカップ大関の所為であろう、こういった時に私は自分の頭蓋骨の硬さを確信し少し良い気分になる。しかし、そんな事は今はどうでもよい、こんなにも混雑した病院では診察が受けられるのだろうか、一抹の不安を抱えながら、ついでに左腕が疲れたので抱えた頭部を右脇に持ち替えながら、診察の為の整理券を取得した、ついに熱で頭が本当に可笑しくなったのかそこにはiと書かれている、整理券に虚数とはこれ如何に、と疑問符を浮かべながら電光掲示板を確認すると既に私の番号が表示されている、あまりにも都合の良い展開に非現実的さを感じたが事実は小説よりも奇なりと言う言葉が有るくらいなのだからそういう事であろう、と妙に納得し、浮かべていた疑問符を鞄にしまい診察室へ向かった。診察室へ入るとなんと、先程の運転手が居るではないか、彼奴はあの様な奇行を行いながらも本職は医者であったらしい。藪医者どころか樹海医者と言えるほどに怪しい医者だが大丈夫なのだろうか、と考えていたのも束の間、滞りなく診察が終わる。彼奴曰く私は日本脳炎だと言う、そしてお前は病人なのだからこんな所へ外出するのではなく帰って安静にする様にとも言う、それが医者であり先程人を轢いた人間の言う事か、と思いながらも確かに体調は良くないので帰って寝る事にした。そう言えば、よく聞く言葉に風邪の時に見る夢だとかがある事を思い出した、ならば日本脳炎の時はどの様な夢を見るのだろうか、折角だし夢日記を付けてみよう、その事を忘れない様に「日本脳炎の時に見た夢」と題名を書き記し私は眠りについた。

 

 

作、初代神

 

この世の真理

 (日替わり結社ブログ第二回)

 

こんにちは。水です。結社の初代代表でしたが、今は社会の歯車です。悲しいね。さて、部員によるブログリレーとのことで、いいだばしちゃんからバトン受け取りました。テーマは自由みたいですね。

 

このブログを読んでいる皆さん、ラッキーですよ!!!なんて言ってもこの私が、今からこの世の真理レクチャーしますからね。それでは早速スタート!!!

 

その①「私女の子大好きなの〜」と言っている女はだいたい男好き

地下アイドル、コンカフェ店員、クラスにいるあざとい女……私は何度彼女たちの言葉に騙されてきたでしょう。いくら貢いでしまったのでしょう。百合は正義だと思っているオタクの皆さん、気をつけてくださいね。一般人にもこういう女の子多いですよ。だいたいめちゃくちゃ男いるとか子供いるとかなんですよ。何でそんな嘘つくんでしょうね。素直に「男大好き!!」って言えやコラ。私の経験では真の女好きの女は黙ってしれっと彼女作ってます。

(だいたいね、世の中で言われてることなんてほとんど嘘なんです。結社も「アングラ文化研究サークル」とかいって実質オーランサークルと化してますからね。騙されちゃダメです。)

②毛深い女は性欲強い

性欲強い女の子と出会いたい……そんな願望を持つ方は多いんじゃないですか。でも付き合ってみないとそんなの分かりませんよね。エロそうな女と付き合ったら全然だったとか悲しいですよね。でもね、嘘みたいな本当の話、「毛深い女は性欲強い」んです。これ私の実体験では百発百中です。ムダ毛処理してなくてふわふわした毛に覆われてるとかじゃなくて、剃り跡とかポツポツした太い毛が生えてる女です。注意して見てみてくださいね。恐らく原因は男性ホルモンの多さではないでしょうか。しかし厄介なことに男性には当てはまらない法則なので男が性の対象という人類の皆さんは自分で探してください。

③ジェットコースター大好きな人はセックスも大好き

私はフランス思想系の授業で「セックスもジェットコースターもバンジージャンプもシャブも享楽に触れる行為」だって学びました。なるほど、確かに心に衝撃が供給されますよね。ここでワンポイント、この真理は「絶叫系たのし〜」くらいのノリだとダメです。めちゃくちゃ好きなジェットコースターがあるとか、富士急でええじゃないか乗りたがるとか、そういう人です。ビックサンダーマウンテン好きなんて人類の大半がそうですからね。そういうレベルだと見抜けません。テーマパークで真っ先に絶叫系に向かうなんて、「趣味はセックスです」って言ってるようなものです。

④唇の色は乳首の色

皆さんは人に会ったらまずどこを見ますか?もちろん「乳首」ですよね。温泉、銭湯、更衣室……乳首を見る機会は意外と多いです。私は色々な乳首を見てきましたが、ほとんどの人が唇と同じ色をしているんです。気になった私は調べてみたんです。これって流石に何かの関連性があるのではないか?と思って(疑問を持つことは科学の発達への重要な一歩です)。そうしたらなんと、変なまとめサイトしか出てこなかったんです。でもどちらも柔らかくて色素が出やすいところという共通点ありますから、有り得そうですよね。最近はマスクで隠れていることの多い唇ですが、あれはほぼ乳首ですから、「ノーマスクは変態」ということで良いでしょう。

 

いかがでしたか?どれも世界の的を射た内容だったと思います。私は社会の歯車をしながら、こんなことで頭がいっぱいなんです。毎日毎日疲れて仕方がありません。しかし真理への探求は甘いものではありませんから仕方ないですね。皆さんも世界をよく見て毎日を送ってくださいね。

 

 

作:水